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キャリアップ助成金
⑦短時間労働者労働時間延長コース

キャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成

■キャリアップ助成金とは
有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といった、いわゆる非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度
です。

人材の中で非正規雇用者が雇用先でキャリアアップを図っていけるようにする制度が「キャリアアップ助成金」です。当該従業員にとってキャリアアップの機会となると同時に、企業にとっても助成金で人材を確保・育成できるという点でメリットがあります。

■キャリアップ助成金の中身は
7つのコースに分かれており、それぞれ適用要件や内容が異なります。

■キャリアップ助成金

  1. 正社員化コース
  2. 賃金規定等改定コース
  3. 健康診断制度コース
  4. 賃金規定等共通化コース
  5. 諸手当制度共通化コース
  6. 選択的適用拡大導入時処遇改善コース
  7. 短時間労働者労働時間延長コース   

このページでは⒎『短時間労働者労働時間延長コース』説明しております。

助成額

この助成金の解説

パートタイマー、アルバイトなどの短時間労働者の週所定労働時間を5時間以上延長し、新たに社会保険に加入させた場合、1人あたり284000円(中小企業で、生産性の向上が認められる場合)が助成されます。または、2020331日までの暫定措置として、5時間未満でも、手取り収入が減少しないように延長し、新たに社会保険に加入させるとともに、賃金規定等改定コースまたは選択的適用拡大導入時処遇改善コースを実施した場合も助成対象になります。

受給要件のポイント
労働時間の延長は週5時間以上だけでなく、最低1時間からと細かく選べるようになっていますが、社会保険に加入したことで、対象となる労働者の手取りが減少しないようにすることが求められています。

そのため図の※3にあるように、週あたり1時間以上5時間未満の延長の場合は延長時間数に応じて基本給を昇給する必要があり、その割合はあらかじめ決められています。

1時間以上2時間未満:13%以上昇給
2時間以上3時間未満:8%以上昇給
3時間以上4時間未満:3%以上昇給
4時間以上5時間未満:2%以上昇給

このとおりに昇給することで、手取り収入が減少していないと判断されます。また、同じく要件にある賃金規定等改定コースまたは選択的適用拡大導入時処遇改善コースとも、基本給の増額に関するコースであるため、実施が求められていると理解できます。
まとめると、週所定労働時間を5時間以上延長し、新たに社会保険に加入させると1人あたり最大284000円(中小企業で、生産性の向上が認められる場合)が助成されます。この場合基本給の昇給は必要ありません。週所定労働時間の延長が1時間以上5時間未満の場合は、延長時間数に応じて基本給を昇給し、新たに社会保険に加入させて、賃金規定等改定コースまたは選択的適用拡大導入時処遇改善コースを行った場合に、助成されるということになります。

対象となる労働者

次の①から⑤までのすべてに該当する労働者が対象です。

①支給対象事業主に雇用される有機契約労働者であること

②次の1から5までのいずれかに該当する労働者であること

1、週所定労働時間を5時間以上延長した日の前日から起算して過去6か月以上の期間継続して、有期契約労働者等として雇用された者

2、週所定労働時間を1時間以上2時間未満延長した日の前日から起算して過去6か月以上の期間継続して、有期契約労働者等として雇用された者であり、かつ週所定労働時間の延長後の基本給が延長前の基本給に比べて13%以上昇給している者

3、週所定労働時間を2時間以上3時間未満延長した日の前日から起算して過去6か月以上の期間継続して、有期契約労働者等として雇用された者であり、かつ週所定労働時間の延長後の基本給が延長前の基本給に比べて8%以上昇給している者

4、週所定労働時間を3時間以上4時間未満延長した日の前日から起算して過去6か月以上の期間継続して、有期契約労働者等として雇用された者であり、かつ週所定労働時間の延長後の基本給が延長前の基本給に比べて3%以上昇給している者

5、週所定労働時間を4時間以上5時間未満延長した日の前日から起算して過去6か月以上の期間継続して、有期契約労働者等として雇用された者であり、かつ週所定労働時間の延長後の基本給が延長前の基本給に比べて2%以上昇給している者

③週所定労働時間を延長した日の前日から起算して過去6か月間、社会保険の適用要件を満たしていなかった者であること。

④週所定労働時間の延長を行った事業所の事業主または取締役の3親等以内の親族以外の者であること。

⑤支給申請日において離職していない者であること。

出典:厚生労働省 キャリアアップ助成金のご案内パンフレットP.58

※事業主には変更した労働時間および社会保険加入状況を明確にした雇用契約書等を交付すること、なども求められます。

まとめ

社会保険加入により働く方の福利厚生の充実が図れること魅力ある会社として人材の定着が図れること、スキルのある短時間労働者が長時間働けるようになり人材の活用につながることなどが考えられます。一方で、社会保険料の負担があります。社会保険に加入させるだけでなく、延長時間数によって手取りが減らないように基本給を上げることが求められていますので、給与の支払いが増えることも考えられます。

キャリアアップ助成金の「短時間労働者労働時間延長コース」は、パートタイマーなどの短時間労働者の週所定労働時間を延長し、新たに社会保険を適用した場合に助成されるものです。働き手の「もっと働きたい」、「社会保険に入っても手取り額を減らしたくない」という希望をかなえ、事業主の皆さまにとっては、労働者の意欲向上や、スキルのある短時間労働者が長時間働けるようになり人材の確保・定着につながる可能性があります。

なお、2020年3月31日までの暫定措置です。

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